よくあるご質問

「高齢者の話し相手AI」について

Q. なぜAIで話し相手を作りたいのか?
A.

これまで回想新聞社は「回想新聞」という媒体を通じて高齢者の方々との会話を重ねつつ、介護の現場などで行われている回想法や談話の場面を見て、以下のように「人」が高齢者の話し相手になる難しさを痛感してきました。

・忙しくて一人一人とゆっくり話す時間が取れない
・何度も同じ話をされると精神的にしんどくなる
・何を話していいか分からない、話が続かない

一方で高齢者の方々も、相手に気を使ったり心が開けなかったりして、心から会話を楽しめていないことが多いようにも見えました。
本来なら「人」が話し相手になれればいいのですが、上記の理由から時間的にも精神的にも難しく、また傾聴のスキルをもって話し相手になれる人も多くない現実から、「AI」が理想的な話し相手になれれば、高齢者の方々が相手の顔色や都合を気にすることなく、いつでも気楽に楽しく話せる相棒のような話し相手になれるのではないかと考えたのです。

Q. どのような話し相手が理想?
A.

会話の後に「自分の話を聴いてもらえた」という満足感や幸福感が感じられる話し相手が理想だと考えています。
「聞かれたことに答えた」という感覚しか残らない話し相手や、話の面白さなどで外から楽しみや刺激を与えてくれる話し相手を目指すのでなく、「自分の話を聴いてもらえた」という喜びや幸せが内からじわ~っと感じられる話し相手AIを増やしていけたらと考えています。

このような話し相手AIは、何気なく話題やきっかけを投げかけて高齢者が「話したい」と思える話(思い出エピソードなど)に導き、おおらかに朗らかに受け止めてくれる「聞き上手な存在=相棒」となります。
例えば子供の頃に「今日こんなことがあってね…」と話すのを両親や祖父母がにこやかな笑顔で聴いてくれた体験をお持ちの方も多いと思いますが、高齢になってからはそのように自分の話だけを快く聴いてもらえる機会は滅多にありません。そんな子供の頃の感覚を蘇らせるような話し相手だったり、向かい合って真剣に話すというよりも縁側で横に並んで日向ぼっこしながらのんびり話を聴いてもらっているような感覚になれたりする話し相手が求められていると感じています。

Q. 理想のAIを創るためにどのような要素が必要?
A.

以下のような要素が必要だと考えています。

◆ 何を話していいか分からないことも多いので、話題やきっかけを投げかける(この投げかけによって、自分からは思い出せないエピソードが思い出されて話が弾むことも多い)
◆ 具体的なイメージが広がって答えやすくなるような質問の仕方
◆ 軽やかな話題転換で新鮮な会話のテンポを維持する
◆ 傾聴をベースとした相槌の打ち方や返答
◆ 話すスピードやリズムの合わせ方
◆ 感情の合わせ方
◆ さりげなく心をくすぐる機転やユーモアや可愛げ
など

Q. 回想新聞社が提供できるものは?
A.

高齢者の話し相手AIの開発において、回想新聞社は以下のものが提供できます。

1)回想新聞のコンテンツをベースにした昭和の出来事や日常生活における「話題や話題転換用キーワードリスト」
2)傾聴をベースとした会話ノウハウ(相槌の打ち方や返答の仕方)
3)AI開発のための学習用データを念頭において独自の方法で実施した高齢者(62歳-90歳の男女)との会話音源(スピードやリズム、感情の合わせ方)

その他、貴社媒体やサービス、研究等の特徴やコンセプトに合わせたデータ作成やご提案も対応可能ですのでご相談ください。

回想新聞の内容について

Q. 回想新聞のコンセプトは?
A.

回想新聞は「昭和バナシ(思い出話)」のきっかけを提供する新聞です。
新しい情報が入りにくくなった高齢者の方もお楽しみいただけるような構成を心掛けることをはじめ、振り返った目線からの記事ではなく当時のリアル感を残してニュースの事後を書かないようにするなど、ご夫婦で、ご家族で、ご友人同士で、職場で、公共施設で…、世代を超えて「昭和バナシ」に花が咲くよう様々な工夫を散りばめています。

おじいちゃんもおばあちゃんも、お父さんもお母さんも…、大正生まれも昭和生まれも平成生まれも、みんなごっちゃになって〝昭和〟を語り楽しんでいただけたらと思います。

政治や宗教その他、支持する特定団体はございません。

Q. 記事はどのように選んでいるのですか?
A.

様々な年代の高齢者の方の「思い出のきっかけ」に繋がるよう、毎号に昭和20年代、30年代、40年代のコンテンツを散りばめつつ、幅広いジャンルを網羅できるよう記事を構成しています。(ニュース、スポーツ、映画、スター、流行歌、懐かしい雑貨…)
また昭和の時代を知らない若い世代の方々でも興味が持てるよう、現代に派生している関連事項(リバイバル作品や影響を受けた人物、パロディなど…)を紹介する等の工夫もしています。

Q. 文字をもう少し大きくできませんか?
A.

出来るだけ一般紙の体裁で「新聞を読む」という雰囲気も楽しめるようにこのようなデザインにしています。
写真や見出しだけでも楽しんでいただけるようにレイアウトしていますが、誰かに読んでもらって一緒にお楽しみいただくのも一つの方法です。

回想新聞の使い方について

Q. この新聞の対象者は誰ですか?
A.

様々な年齢層の方に楽しんでいただけるよう構成しています。
「思い出話をすること」は、高齢者の娯楽の一つです。高齢者の方には活気に満ちていた若い頃…〝昭和〟を思い出して、ぜひ昭和バナシに花を咲かせていただけたらと思います。
若い世代の方には、平成や令和とは違った文化や熱量を持つ〝昭和〟という時代の雰囲気をお楽しみいただけたらと思います。

Q. シニア向けの集客や顧客サービスに使いたいのですが。
A.

回想新聞は、店頭に置いて集客にご利用いただいたり、顧客の定期訪問の際の「手土産」としてご利用いただいたりしています。
「お客様の来店回数が増えました」「お客様との会話のきっかけになって助かっています」など様々な反響をいただいています。数千部以上のまとまった部数をご要望の場合はOEM版を承りますので、お問合せフォームよりお問い合わせください。(単月受注可、バックナンバーよりご希望の紙面をお選びいただけます)


Q. 「回想法」に使うことは出来ますか?
A.

はい。認知症に効果があると提唱されている「回想法」のツールとしてお使いいただけます。
認知症研究の第一人者とされる本間 昭医師も回想新聞を使った回想法を推奨されています。
まずは難しく考えず、新聞を広げて一緒に楽しむことが一番のコツのようです。

ご購読・お申込み・キャンセルについて

Q. 回想新聞を購入したいのですが…
A.

申し訳ございません。ただいま回想新聞(月刊紙)は休刊中です。
数千部以上のまとまった部数でしたら、OEM版として承りますのでお問合せください。
(単月受注可、バックナンバーよりご希望の紙面をお選びいただけます)

Q. バックナンバーを購入したいのですが…
A.

現在バックナンバーの販売は行っておりません。
数千部以上のまとまった部数でしたら、OEM版として承りますのでお問合せください。
(単月受注可、バックナンバーよりご希望の紙面をお選びいただけます)

広告掲載について

Q. 回想新聞に広告を掲載したいのですが…
A.

回想新聞の通常版への広告掲載はただいま受け付けておりません。

企業様の広告を入れたOEM版の印刷は5,000部より承ります。紙面はバックナンバーからお好きな紙面をお選びいただけます。

著作権関係について

Q. 写真等の画像はどこから?
A.

回想新聞に掲載の写真やポスター等の一部は、過去に書籍他で公開済みの写真やポスター等を「引用」して掲載しています。
「引用」については、著作権法第32条1(公表された著作物の引用)の規定、及び文化庁がサイト等に「著作物の引用が認められる方法」他として公開されている具体的な方法(出所の明示他)に従って行っています。

Q. 記事は過去の新聞などから?
A.

回想新聞に掲載している記事や文章等は、最新のニュース(事実)を伝えることを目的とする一般的な新聞とは違って、読者の思い出を引き出すことも考慮した著作物で、すべてオリジナルで書き下ろしています。

 ページトップ